2.氷河期世代の倹約心
現在利用しているケーブルテレビに利用料を支払い、今後も継続してテレビを視聴するのが、一番簡単だろうと考えていた。
が、ホームページをチェックすると、様々なプランがありよく分からない。
というより、全く分からない。
インターネットとセットでないといけないのか、興味のない映画チャンネルなどを契約しないといけないのか。
そして契約料が思っていたより高く、インターネットとセットでないといけないのならば、インターネットの乗り換えも面倒だ。
振り出しに戻し、選択を変更することにした。
①地上デジタル放送対応アンテナ(UHFアンテナ)設置による視聴 ←
②ケーブルテレビ(当社)による視聴
③通信事業者のサービスによる視聴
アンテナを設置すれば、購入や設置にお金がかかっても一度きりだ。
これでテレビ問題は解消するはずだと思っていた。
1.〇月某日
分別し捨てようとしたダイレクトメールの中に、ご丁寧にビニール袋に入れられたA4の印刷物があり手を止めた。
また面倒くさいことをして・・と思ったが、この印刷物に目を通さずに
”Xデー”を迎えていたら、この家はプチパニックになったことだろう。
印刷物の差出人はケーブルテレビ会社で、始まりは以下のようなものだった。
〇〇に起因する地上波放送受信障害対策
ケーブル経由でテレビを視聴されている皆様へ
株式会社 〇〇〇
地上波放送受信障害対策終了による施設撤去のお知らせ
内容は、〇〇による地上波放送受信障害対策のため、現在無料で当社ケーブルテレビの引込線とTVサービスを利用いただいているが、サービスの目的は地上アナログ放送の受信であったため、地上デジタル放送への完全移行、ならびにデジアナ変換サービスの終了を機に受信障害の保証が終了したため、現在のサービスも終了するとのお知らせだった。
そして提示された今後の地上デジタル放送の主な視聴方法は、次の3つ。
①地上デジタル放送対応アンテナ(UHFアンテナ)設置による視聴
②ケーブルテレビ(当社)による視聴
③通信事業者のサービスによる視聴
毎月の利用料は調べてみないとわからないが、②の現在のケーブルテレビ会社に利用料を支払いこのまま視聴を続けるのが無難だろうと、このお知らせを目にしたときは思っていたが・・・